管球自在 かんきゅうじざい

管球自在[かんきゅう-じざい] 1.初心者が書く真空管アンプ製作記 2.自由な設計による真空管アンプ

ニキシー管時計のリニューアル

 

このブログの初回記事(ここね)に書いた様に、去年、ニキシー管で時計を作りました。

自分用の備忘録です。

 

作りとしては、本体にArduinoを使い、GPSモジュールとRTCモジュールを接続して時刻情報を作り、ニキシー管LCDをドライブする構造です。

珍しいといえば、ニキシー管を6桁スタティックドライブしているところくらいです。

 

GPS時計との時刻同期精度は50ms程度で、決して早い処理を行っているわけではないですが、自宅の置き時計としては十分以上の精度で時間がわかります。

 

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ざっくりしたブロック図

 

 

ニキシー管のドライブに使われるドライブICとして、74141互換のK155ID1というロシア製の石を6個使用しています。

 

電源は近所のAitendoで買ってきた小型のDC-DC昇圧モジュールを2個、高圧と中圧で使用しています。

これは、12VのAC-DCアダプタの電源から、ニキシー管用の178Vとコロン管用の90Vを作るために使います。

スタティック点灯しているので消費電力が大きめで、IN-18のニキシー管1本あたり1.3mAから最大4mA程度、実測の平均値で6本合計で10mA〜12mA程度の電源容量が必要で、今回ニキシー管用に採用した「HV電源モジュール [DC1771HV1522]」だとニキシー管点灯以外のお仕事をさせるのは若干キツいので、電源を分離しました。

 

そのため、全体としては、Arduinoの電源に12V、ニキシー管、コロン管のドライブ回路とGPS、RTCなどのロジック回路用に5V、コロン管用に90V、ニキシー管用に178Vと、4系統の電圧を使う形になりました。

 

冒頭のリンク先ページで紹介したバラック組みの状態から、

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バラック状態のニキシー管時計

 

他のモジュールも追加した上で、とりあえずでっちあげた木製の外装を装着して使っていました

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メーターは電圧計だけどほとんど飾り

 

ただ、見ての通り作りが結構ひどく、やたらデカくてメーターがひん曲がってたりいろいろ不満だらけだったので

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せっかく真空管アンプもできた事だし

真空管アンプと比べてもその巨体とデキの悪さが気になって仕方がなかったので、木製の外装をやめて、アルミケースに入れてみることにしました。

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アルミケース化してみた

リードのP-101という、幅280mm、高さ60mm、奥行き130mmのアルミケースを使って組み込みました。

写真では見えませんが、ケースの後側にGPSモジュールを外出しして、受信感度を下げないようにしています。(見えないからおk)

 

もともと350mm近くあった横幅もだいぶ小さくなり、圧迫感もなくなったのでよしとします。

 

夜、暗いところで見るとなかなか綺麗です

 

ニキシー管は暗いところの方が綺麗#ニキシー管 #ニキシー管時計 #nixietube #nixieclock #nixietubeclock #in18 #gps #diy #自作