管球自在 かんきゅうじざい

管球自在[かんきゅう-じざい] 1.初心者が書く真空管アンプ製作記 2.自由な設計による真空管アンプ

300Bシングルアンプの制作(その5 シャーシの加工)

あけましておめでとうございま・・した。

気が付けば1月も半ばを過ぎてしまっていますね。

年末年始も順調に引きこもった結果体重が過去最高値をマークし緊急事態宣言のおかげでさらに引きこもり度アップな今日この頃ですが皆様お元気でしょうか?

 

 

さて、注文から45日、中華で人民な共和国からシャーシが到着したので、加工に入ります。

 

今回のシャーシは天板だけを取り外す事が出来るので、大きいと言えば大きいですが加工時の取り回しは良いです。

しかし厚さ3mmは思った以上に頑強でした。

リアパネルは4㎜、まじか。

フロントパネルに至っては9㎜程ありますので、さすがに加工は諦めてそのまま使う事にします。

 

穴あけは今回、

1.紙に穴あけ図を描いたものを加工する板に張り付け

2.オートポンチでセンターをマーク

3.電動ドリルで1.5㎜の穴をあけ

4.その後、必要な径まで2.5mm→3.2mm→4.5mm→6mmと広げる

という手順を踏みました

 

リアパネルは入力用のRCAジャックを4チャンネル分と出力用のスピーカーターミナルで8Ωと16Ωを取り付けました。

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穴あけ図は手書き!


 ACインレットは既に角穴が開いてインレットも付属していました。ありがたい事にヒューズ付きのインレットでしたので、別途ヒューズの取付は行わずに済みました。

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こんな感じで下穴開ける

 

ターミナルを仮置きしてこんな感じに。

ターミナルの色がばらばらなのは愛嬌です。あとでちゃんと直しました。

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ターミナルの色がヘン

 

真空管ソケット、出力トランス用の丸穴は、下穴を6㎜まで広げたところでホールソーを使って穴あけしました。

 

下穴のセンターがちゃんと出ていれば、それ程狂うことなく穴を開ける事が出来ます。まぁ、1か所につき6回ドリルを回すのでそれなりに手間はかかりますし、ホールソーも根気が必要でした。

 

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こんな感じで穴が開きます

 

 

失敗したのはメーター用の穴あけでした。

他の穴はソケット等を実測して穴あけを行ったのですが、メーター類だけは確認しなかった為、本来34㎜径の穴が必要な所に35㎜のホールソーを使ってしまい、しかもこの時、めんどくさがって下穴をいい加減にやった結果、実測で35.5~36㎜近い穴が開いてしまい、結構大きな隙間が出来てしまいました。

残念ながらこの部分はリカバリ不能なので少々隙間が空いたまま諦める事にしました。

 

とは言え、ここまではそれほど大変な話ではなくて、一番面倒だったのは電源トランス用の角穴。

4隅に丸穴を開けてその間をジグソーでカットしたのですが、さすがに性能限界に挑む感じでなかなか切れず、つい力が入ってしまうので曲がって切れていきます。

 

さらに悪い事に、はじめ穴あけ図の寸法を間違えていたせいで、各穴を広げ、さらに取付ネジ用の穴を広げる羽目になり、と散々でした。

次回からはもっと慎重に準備して進めなきゃいけないなと深く反省した次第。

 

そんなこんなで見た目が悪くなり、傷も結構入ったので、天板は塗装する事にしました。

 

全体をサンディングして

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穴あけ加工が終わってサンディングされた天板

 

プラサフを噴きました

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マスキングしてプラサフ噴いた状態

 

この後、染めQの黒を3回ほど吹いて黒に塗装しました。

何故か塗装上がりの写真を撮ってなかったので画像はここまでです(笑)

もともとあったヘアライン加工は全部潰れてしまいましたが、まぁ良いでしょう。

 

次回からは部品の組み付けと配線に入っていきます

つづくのだ。