管球自在 かんきゅうじざい

管球自在[かんきゅう-じざい] 1.初心者が書く真空管アンプ製作記 2.自由な設計による真空管アンプ

2A3シングルアンプの制作 その4(シャーシ設計)

シャーシ設計とは書いたが、実際には「配置検討」というほうが正しいかもしれない。
シャーシは市販のものを使用する事にすでに決めている。
これまた300Bの時の経験から、みんな大好きAriExpressで3406サイズと言われるアルミシャーシを発注。
(これは、このアンプの嫁入り先の配置場所から導き出されたサイズなので、無駄に大きくすることはできないのだ)

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3406サイズのシャーシ

シャーシのスペックはざっくりこんな感じ
外寸: 幅 = 340mm、高さ = 62mm、奥行き = 248mm
内寸: 幅 = 320mm、高さ = 54mm、奥行き = 237mm
フロントパネル: 厚さ: 8mm
リアパネル: 厚さ: 3mm
トップパネル: 厚さ: 3mm
サイドパネル: 厚さ: 8mm
重量: 3.5キログラム
加工に苦労しそうな板厚だが、まぁ既に一回やっているのでどうにかなるだろう。
フロントパネル8㎜に穴をあけるのだけは相当に大変そうだが、ここは気合と根性でどうにかすることにする。
細かい部分の異なる似た様なシャーシが大量にセラーから出品されているので、自分の勘と好みで選定を進めるとよい。
だいたい7,000~8,000円程度で入手できると思う。

同じサイズの上に部品を置いてみて、あーだこうだと配置を検討する。
結局今回も、後ろにトランス、前に真空管といういつもの雛壇配置に落ち着いた。

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配置

JWCADを使って部品配置を図面に起こして、配置が可能かどうか検討して見たの図。

ついでに今回は、トランスケースもAriExpressで発注した。

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トランスケース表
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トランスケース裏

アルミ製で、今回使用するゼネラルトランスのPMF20WSがちょうど収まるサイズ。
お値段1個790円なり。
素材がアルミなので、そこまでシールド効果は高くないと思われるがまぁ、見た目も大切ってことで。