管球自在 かんきゅうじざい

管球自在[かんきゅう-じざい] 1.初心者が書く真空管アンプ製作記 2.自由な設計による真空管アンプ

2A3シングルアンプの制作 その5(シャーシ加工)

さぁ、真空管アンプ制作における最大の苦行にして最も楽しい作業でもあるシャーシ加工の時間がやってまいりました。

もうね、3㎜厚のアルミ板にBlackAndDeckerで穴あけとかマジ苦行。

いや、天板の3㎜はまだいいんだ、リヤパネルは4㎜あってこちらも難物だけどフロントパネルに至っては8㎜っすよ8㎜!

ちなみにフロントパネルには左右独立のボリュームつまみ穴40㎜φ×2、電源ボタン用16㎜φ×1の穴あけが待っている。合掌。

 

穴あけの仕方は前回同様にJWCADか何かで穴あけ図を適当に引いてそれを使う。

今回はこんな感じにしてみた。

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上面パネル図

左上から右に向かって、電源トランス、出力トランスが2個並ぶ。

一番手前の左側は整流管で、その後ろにブロックコンデンサが2個並ぶ。ブロックコンデンサの右には2A3が2個並び、その前に初段とドライバ段の真空管が4本並ぶレイアウトだ。

 

で、これを紙に印刷して、トップパネルに張り付ける。

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貼り付けたズ

あとは気合と根性で穴をあけてゆく。

角穴は隅にドリルで穴をあけてから糸鋸でしこしこと切ってゆく感じで、それ以外はホールソーを使用した。

こんな感じで下穴とビスの入る穴をあけたら

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下穴

ホールソーで丸穴をあける。

厚さがあってもアルミなのでそれなりにどうにか形にはなる。

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ホールソー使用後

あとは、糸鋸を使って角穴をあけて、やすりで整えたらトップパネルは出来上がり。

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角穴

 

トップパネルが出来たので、真空管などを取り付けて配置が問題なくできるか確認してみる。

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部品を配置してみたのズ

うん、雰囲気出てきたね。

 

お次はフロントパネル。

これもやり方は同様。厚みがるのでそれなりに苦労はするものの、切削油を時々スプレーしながら焦らずに開けてゆけば、分厚くてもどうにかなる。

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フロントパネル

穴をあけて文字入れしたあと。
傷などを消して、クリヤーを吹いて仕上げる予定。

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フロントパネル