管球自在 かんきゅうじざい

管球自在[かんきゅう-じざい] 1.初心者が書く真空管アンプ製作記 2.自由な設計による真空管アンプ

閑話休題(それはともかくとして)

お久しぶりのブログ更新です。

 

仕事が完全リモートワークになって引き篭もり体制になった結果、8キロ程太ってしまい、我が愛しの財務大臣から皮肉とともに腹肉をたぷたぷされる毎日を過ごしております。安西先生扱いです。

8キロと言えば、ちょっとした電源トランス2個分の重量です。そう思うとやばいですね。うん、ダイエットしよう(するとは言ってない) 

 

先日、Amazonでトーンコントロール付きのプリアンプをポチりました。

https://www.amazon.co.jp/dp/product/B07MTDTBG1/

真空管は6N3系を使用しているみたいです。

元々プリアンプを自作しようかなと集めていた6N3P-EVに換装して使用していますが、いい感じで使えています。トーンコントロールをぐりぐりするのは楽しい! 

 

 

さて、何もかも初めての経験だったEL34/6CA7三結シングルアンプですが、その後は安定して稼働しています。

最近では1日あたり12時間以上電源が入っていることは当たり前で、72時間にわたって電源入れっぱなしという事もありましたが、トラブルなくいい感じで働いてくれています。

アンプ自体も、ハムが出る事もなく良い音で鳴ってくれています。

ですが、やはり様々な不満店があるのも事実です。

 

ざっと挙げるなら

・初段のゲイン不足

6SL7のSRPPの単段ドライブとしたため、パワー菅のスイング電圧が不足気味です。これは設計段階からある程度予測はしていましたが、もう少し回路的にも工夫のしようがあったのではないかと思っています。

実用上は上述の通りプリアンプも入れていますし、聴感上の問題があるわけでもないのですが、いまいち気に入りません・・これは技術屋としての感覚的なものかもしれません。

 

・部品配置の検討不足

アンプ内部の部品配置をもうすこしきちんと検討すべきでした。見た目の悪さもさることながら、特定の部品の故障については交換作業が大変にやりにくい配置にしてしまいました。これは、部品の配置を実際に組み立てながら行き当たりばったりで行ったことが理由です。

実際、NTCサーミスタが不具合を起こした際、交換がものすごく大変で、結局取り外すことになってみたり、と困ったことが多々ありました。

 

・音質について

これは回路が悪いのかもしれませんし、それ以外にも実装技術やOPT、スピーカーユニット、エンクロージャなど複合的な要因の可能性が高いと思っています。

アンプを素のままで使った時に、低音が少し弱い気がします。プリアンプでトーンコントロールを使い、補正した音にすると、今度は全体的にまとまりのないバラバラな音に聞こえます。

まぁこれが真空管アンプの音だよ、と言ってしまえばそれまでなのですが、もうちょいなんとかしたいなぁと思ってしまいます。

初めは文句なかった自作アンプの音も、数ヶ月聴きこんでくると色々とアラが見えてきた、という感じでしょうか。

と言っても、これはほんのちょっとそう思う、と言うだけで我慢できないほどの不満という訳ではありません。ありませんが・・・という感じです。

 

 

まぁ、だからと言って、せっかく作ったアンプをバラして改造したり回路修正したりするのか?というと、これがなかなかその気になりません。

 

めんどくさいと言うのもそうなのですが、改造中に音楽が部屋から消えてしまうことにもう耐えられない状態になってしまいました・・・

そう、現在手元にあるのはこのアンプ1台だけなので、この子が壊れたり、改造したりで止まっちゃうと、もう音楽を鳴らす手段がなくなってしまうのです。

思っていたよりもこれが大きな障壁になっています。

 

ではどうするか?

 

もう一台作っちゃえばいいんじゃね?

 

と言うわけで、第2作のアンプ作りをはじめることにしました。 

 

次回、妄想編へ続きます